中学受塾選びの軸となるのが、
毎年1~2月に各塾が競うように発表する合格実績。
しかし、塾別に集計方法が異なります。そのカラクリを暴きます!
合格実績は、各塾の塾生(長期受講生)の数のみを集計しているんでしょ!?
実は塾ごとに塾生や、短期受講生など集計方法が違います!
SAPIXは、純粋に、半年以上、継続的に在籍した塾生(長期受講生)を集計しています。
一方で、四谷大塚と早稲アカは業務提携している関係性から、両方の塾で集計人数が重複しています。しかし、四谷大塚の集計方法と早稲アカの集計方法は、少し異なってきます
四谷大塚のHPには、以下のような説明があります。
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合格者数は、四谷大塚ネットワーク(四谷大塚・YTネット・四谷大塚NET)に継続的に在籍し、四谷大塚が開発した教材及び教育システムで学習した生徒を対象として集計しております。なお、講習生や公開テスト生などは、一切含んでおりません。
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これによると、四谷大塚の直営教室に加えて、準拠塾の生徒も合格者数に含まれてしまいます。準拠塾の大手は、早稲アカもあるので、四谷大塚の合格者には早稲アカも含むことになります。
つまり、
・四谷大塚:合格者100人
・早稲アカ:合格者90人
の中学校の場合は、四谷大塚の数に早稲アカの数が含まれてしまいます。。
更に一方で、早稲アカの集計方法も気をつけなければいけません。早稲アカでは短期集中プログラム:NNコース早が有名ですが、このNNは受験生の間でもカリキュラムの濃密さや高い合格実績から評判がよく、他塾の生徒も期間限定で参加することが可能です。早稲アカでは、NNコースの短期受講者数も集計し、他塾に長期在籍している生徒の合格者数も含む、算出方法をとっています。よって、もともと、の早稲アカの塾生&(他塾生含む)NN在籍者数とお考え下さい!
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SAPIXは、純粋に長期間SAPIXに(半年以上)在籍した生徒数を合格実績としている、最もオーソドックスな集計方法で分かりやすい!
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四谷大塚は、提携している準拠塾(早稲アカ、etc...)の数も含む。四谷大塚の合格者数は早稲アカを含んでしまう!
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早稲アカは、NN(なにがなんでも)コースに参加した、他塾在籍の生徒数も集計している!
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単純に合格者の数だけで塾を評価すると危険!お子さんの学力や性格(への適性)、親御さんの伴奏フォロー具合、通いやすさ、志望校対策、など複数の要素から、正しい塾選択をすべきです!
「失敗しない塾選び」や「大手の実態」は以下をぜひご覧下さい!
今回はここまで!
最後までお読み頂き、ありがとうございました!