SAPIXのクラス分けの基準
SAPIXは、中学受験を目指す小学生向けの学習塾です。SAPIXでは、生徒の学力や志望校に応じて、さまざまなコースやクラスが設定されています。この記事では、SAPIXのクラス分けの基準となる平均偏差値について紹介します。
まず、SAPIXでは上位クラスから「αクラス」と「アルファベットクラス」に大別されます。αクラスは、偏差値55以上の生徒が在籍できるクラスで、御三家や難関校を目指す生徒向けです。アルファベットクラスは、偏差値55未満の生徒が在籍できるクラスで、一般的な私立校や公立中高一貫校を目指す生徒向けです。
次に、各校舎ごとに設定されているコース分け基準表を見てみましょう。コース分け基準表は、マンスリーテストや組分けテストで何点以上取ればどのコースに入れるかということを示した表です。以下は、ある校舎で2023年4月に行われた組分けテストで使用されたコース分け基準表です。
コース名 | 基準点 | 平均偏差値 |
---|---|---|
α1 | 400点以上 | 65以上 |
α2 | 380点以上 | 63以上 |
A | 360点以上 | 60以上 |
B | 340点以上 | 58以上 |
C | 320点以上 | 55以上 |
D | 300点以上 | 53以上 |
E | 280点以上 | 50以上 |
F | 260点以上 | 48以下 |
この表から分かるように、この校舎ではαクラスが2コース、アルファベットクラスが6コース設定されています。αクラスに入るためには、偏差値60以上の成績が必要です。また、最上位のα1コースに入るためには、偏差値65以上の成績が必要です。
SAPIXのクラス分けの基準は、校舎や時期によって変わることがあります。そのため、自分の通っている校舎のコース分け基準表を確認することが大切です。また、SAPIXでは定期的にコース昇降が行われます。その際には、自分の目標や志望校に合ったコースに入れるように努力しましょう。